脱衣所の壁紙リフォームポイントをご紹介
住居というものは、新築当初であれば非常に清潔で快適な環境が整っているものです。しかし、10年・20年と時間が経過すると、自然と汚れが付着して来るでしょう。 特に水まわり設備周辺は、汚れ・カビが付着しやすいので気になる箇所も多くなります。できれば、約5~10年周期で大きな手入れをするのが望ましいです。
汚れやカビの除去はリフォームが理想的
ここでは家族全員が必ず使用する脱衣所にスポットを当てて、汚れ・カビを除去する方法を詳しくご紹介していきましょう。もっとも理想的なのが、リフォームをすることです。
脱衣所の場合、ただ単に掃除をするだけでは汚れ・カビを綺麗にすることができません。水まわりに付着する汚れ・カビは深層部にまで達しているので、漂白剤を使用した清掃であっても表面しか綺麗にできないわけです。
そこでリフォームをおこなって、以後は汚れ・カビが付着し難い環境を整えるのがいいでしょう。
壁紙はシンプルでカビのつきにくい素材がオススメ
まず、脱衣所の壁紙選びについてですが、落ち着いたベージュやホワイト・モノトーンのものを選ぶことがポイントです。
カラフルな壁紙だと落ち着きがなく、家族全員が使用する共用場所には不向きになります。誰もが気持ちよく利用ができるカラーを採用するのが良いので、リフォームを始める前は家族で話し合って納得のいくものを採用するのがおすすめです。
クロス(壁紙)には、色々な機能があるものがあります。汚れや傷に強いもの、消臭、調湿、抗ウイルスといった機能などもあり、中でも汚れ・カビが付着し難い壁紙というのは、ポリプロピレン(PP)という素材で作られていることが多いです。
(リリカラ らくらくリフォーム プレミアム より)
表面にフィルムをラミネート加工をしたラミネートタイプは、汚れが内部に浸透するのを防ぎ、拭きとりやすいです。また、表面を樹脂でコーティングした撥水コートタイプは、表面のコーティングが細かい点の集合体になっているため水汚れをはじきます。
こういった特徴をもつクロスは、機能クロスと呼ばれ、住まいの困りごとに役にたつので活用するとよいでしょう。つまり、一般的なものだと撥水加工がなされておらず、その影響で壁の内部に水が吸収されてカビを発生させるというわけです。
お風呂や洗面所のリフォーム時に一緒にやるとコスパが良い?
昨今では新築のお宅であれば、当初からポリプロピレンの壁紙を備えており、長い期間清潔に維持できる環境が整っています。脱衣所の壁紙選びで心得ておきたいのは、みんなが納得できるカラーや模様のものを選び、気持ちよく使える環境を作りだすことが大事です。
浴室の色、洗面化粧台の色、照明、に合わせて検討するとトータルコーディネートもできます。あとから内装だけ行おうとしていると作業を別途お願いすることになってしまい、洗面化粧台取外しや再取付必要に・・・となると、余計な出費につながってしまうこともあるので注意です。
DIYでも自由に楽しく作業できることもありますが、ただ、慣れてない方がDIYでやろうとして失敗してしまうとリカバリーが難しくなってしまいます。もし、お風呂や洗面台の取替リフォームを検討しているなら、同時に脱衣所の内装リフォームも行うと納得のいく空間にもなりますし、タイムロスのないリフォームとなるでしょう。